板垣さん発見の超新星に再挑戦2021/04/04

20210403_SN2021hpr in NGC3147
昨日午前は晴れ間があったものの、昼ごろから次第に雲が厚くなりました。このまま一気に崩れるんだろうかと心配になったけれど、時折思わせぶりに日がさします。

日没段階では雲量が八割を越えていたので、残念ながら中村さんの突発天体発見(おおいぬ座)は写すことができませんでした。少しの仮眠後に再確認すると、今度は晴れに転じています。押し問答してるみたいな空模様…。

20210403n_double SN in NGC3147
一晩前に3コマしか撮影できなかった板垣さんの超新星候補天体AT2021hprが南中を過ぎて良い位置だったので早速撮影開始。夜半過ぎにはまた雲に覆われたけれど、それまでたっぷり露出できました(左上画像)。分光されたようで、TypeIとのこと。晴れてAT2021hprからSN2021hprになりました。

(追記)この画像に、今年発見された別の超新星も写っていたことが発覚!(右画像/反転処理。)

雲をかきわけ、うねる龍2021/04/04

20210404太いカルマン渦列
西日本を覆う真っ白な雲の中に龍みたいなのがいる!

今日4月4日の衛星画像をチェックしてて驚きました。気象衛星ひまわりでも分かりますが、左のNOAA20の画像が鮮明で迫力があります(NASA-WorldViewから引用)。九州(画像右側)から龍が飛び出したみたい。

こういうウネウネ、何と言って表現したら良いのやら。とぐろ…じゃないし、のたうつ…とも違うし…。一言で言い表すことばが見つかりませんね。

済州島にかかっていることから、これが東へ流れるカルマン渦列の派生だろうと察しが付くのだけれど、かつて見たこと無いような迫力があります。周囲の雲をかきわけているところがエネルギッシュ。ついついモニター前で見入ってしまいました。