久しぶりにハウメアとマケマケにご対面 ― 2021/02/09
上は今日未明に撮影した準惑星ハウメアとマケマケ。どこにあるか分かりますか?ノーヒントじゃ、全く分かりませんよね。
毎年のように望遠鏡を向けていたハウメアとマケマケでしたが、「そう言えば去年は撮影してなかったかなぁ」と思い返しました。コロナ禍などもあって気忙しく、幾つも掲げていたテーマもすっかり逃してましたね。…ということで、8日と9日の二日かけて準惑星たちを撮影したのでした。
どちらも17等台と暗いためたっぷり露出が必要なのは仕方ないとして、確認に二日必要なのは「一回の撮影では移動が分からない」という理由があるからです。1、2時間露出したところで、焦点距離が高々2000mmも無い私の機材では原画上で数ピクセルしか動きません。冬のシーイングじゃ揺らぎの誤差に埋もれてしまいます。背景の微光星と区別が付きませんからね。
さて、どこにあるかは下のパラパラ画像で探してみてください。下部プルダウンメニューで二日間の画像を入れ替えられます。(前出画像の中央付近を若干トリミングしてあります。)ヘタった液晶モニター等では見えないかも知れません。画面を明るめにしてくださいね。
【おまけ】
日付が変わる頃に撮影した「コープランドの七つ子」。しし座にある銀河の集まりです。ヒクソン・コンパクト・グループの番号は57(HCG57)。透明度は良かったもののシーイングが悪く、おまけに5m/s前後の強風が吹いていたため星像が肥大しています。