今日の太陽2021/02/04

20210204太陽
朝からよく晴れていてますが、透明度が若干落ちたようです。(昨夜から感じてました。)遠くの富士山が余り見えません。気温は昼前に10度を超え、日向がとても暖かい。でも昼前から風が強くなり、12時以降は8m/s前後に達しています。昼現在はまだ宣言されていませんが、実質的に春一番と言えましょう。

20210204太陽リム
左は11時頃の太陽。活動領域12801が右上リムギリギリに見えますが、黒点は消えたようです。昨日見えた長いプロミネンスはもうありませんが、太陽観測衛星SOHOの画像を見ると4日3時頃から右上に向かってコロナが大きく吹き出していました。その他は静穏な太陽面ですね。

追記
各種ニュースによると「気象庁は今日午後、関東に春一番が吹いたと発表した」とのこと。これは関東地方の観測史上における最も早い春一番です。ところで上記の文は二通りの意味に解釈できてしまい(「午後に吹いた」のか?「午後に発表した」のか?)曖昧なのですが、それよりもずっと重大な問題がありました。

試しに適当な検索サイトで「気象庁 関東 春一番」などのキーワードで検索してみてください。たくさんのニュースが出てきますね。ところが肝心の「気象庁からの発表」が出てきません。一次ソースが見つからないのです。キーワードを変えても、検索サイトを変えても、やはり出てきません。本来なら一次ソースがトップに出なくてはならないものでしょう。

直接気象庁のサイトや公式SNSで探しても「気象庁からの春一番の発表」は見つかりませんでした。気象庁は国民に向けてではなく、報道機関へ直接発表したのでしょうか?

春一番程度ならスルーしても命に関わることは無いでしょうが、本当に必要な防災関連の一次情報、危険を知らせる大元の情報が見つからない/下位に埋もれてしまってることはよくあります。(少なくとも私は何十回も経験してます。)他の一次情報を担う国の各省庁サイトや行政サイトも同様ですが、とりわけ気象庁サイトは迷路のようで、探しづらいサイトの筆頭ではないでしょうか?

また、官公庁サイトの構成だけが原因ということでもなく、検索サイトやSNSの結果表示の順位や、ニュースサイトに一次ソースアドレスを明記してないなど、多数の問題点が交錯してます。これらが適切でない限り、多くの人がいつまでもフェイクニュースや根拠のないデマに踊らされ続けるのです。情報立国が聞いて呆れますね。


コメント

トラックバック