超新星SN2021Jは減光に転じてるようです2021/02/03

20210203_SN2021J
一晩晴れが続く予報だったのに昨夕から雲に覆われ、日付が今日3日に変わる頃までずっと曇り空でした。極めてローカルな雲だったのでしょうか。その後は美しい星月夜に転じました。観察したいものは色々あるけれど、1月31日の撮影でトラブルでよく撮れなかった超新星SN2021Jを狙ってみました。

下弦前でしたが前回より月明かりは暗くなっていますし、距離も若干遠く、影響は少なくて済みました。一回撮ってますから状況は分かってます。超新星が銀河核に埋もれないギリギリまで露出を伸ばし、結果的に超新星も銀河の腕も良く写ってくれました(左画像)。

写り具合を見た限りでは三日前より暗く感じました。実際、29日時点でピーク時より0.7等ほど暗い観測データも目にしました。どんどん暗くなりつつあるのでしょう。何コマかに一枚程度シーイングの影響で超新星が薄れている像もありました。それでも13等台というのは超新星としてかなり明るいほうですが、観察したい方はお早めにどうぞ。それにしてもこの領域、結構な数の銀河が写り込んでますね。

NGC4414_HST
【追記】
ハッブル宇宙望遠鏡が撮影したNGC4414があったので、おおよその超新星出現位置をマークしてみました(右画像・赤い+印の中心)。青矢印の恒星は超新星のすぐ南南西にある恒星です。(画像はWikipedia「渦巻銀河」パブリックドメイン経由で引用/マーカー記入は筆者/この画像は時計回りに約85°回すと上方向が天の北になり、私の撮影画像と向きが一致します。)

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