天候不安定での小惑星撮影2021/01/18

20210118小惑星Seitennokai (1996 AQ2)
昨夕から今朝にかけては雲が多く、時々晴れ間が訪れる夜空でした。夜半過ぎからやや晴れが多くなる気配だったので、久しぶりに小惑星を撮影しようと準備。ふたつ狙ったけれど結局散々な結果に打ちのめされました…。

左画像は所属同好会の名を持つ小惑星Seitennokai (1996 AQ2)。衝を過ぎたばかりのため17等と明るく、なんとか写ったものの、悪シーイングに伴う星像肥大や頻繁に横切る雲によるガイドエラーが多発しています。もうひとつ狙ったほうは限界等級ギリギリのため、星像肥大によって検出できませんでした。

せっかくの新月期なのに不安定な天候が続いています。朝は小雨(みぞれ?)が降ったようです。

今日の太陽と太陽に接近中の彗星たち2021/01/18

20210118太陽
午前中はどんよりしていた空も、昼ごろまでに青空が多くなりました。気温は10度に満たないですが、日向はそれなりに暖かいです。

20210118太陽リム
左は1:30頃の太陽。小さな黒点があった活動領域12796にはもう黒点がなく、代わりに左やや下のリム近くから大きめの黒点が現れました。白色光をよく見ると手前に目立つ黒点の奥にもう一群あるようです。この一帯は12797と採番されました。しばらく楽しめそう。プロミネンスもあちこちから出ており、賑やかさが戻りました。

ところで、太陽観察に合わせていつもチェックしている太陽観測衛星SOHOに、目立つ彗星が写っていてびっくり。これは予期してませんでした。SOHOサイトから下に2枚引用します。ひとつは17日17:42UT(18日2:42JST)のLASCO-C3カメラ。中央の太陽位置(白丸)に向かって左下はクロイツ群で、一緒に写っている土星並に明るいですね。いっぽう右下の暗めのほうは非クロイツ群(散在群)の彗星とのことです。

18日2:10UT(同11:42JST)には、C3カメラより太陽近傍を拡大撮影しているLASCO-C2カメラに写るほど彗星たちが太陽に接近していました。クロイツ群のほうはもう頭部が輝いておらず、彗星本体が溶けかかっているようです。非クロイツ群の彗星は彗星核がはっきり確認できます。どちらも尾が素晴らしい!こんなことってあるんですね。

  • 20210117-1742UT_SOHO-LASCO-C3

    17日17:42UT(LASCO-C3)
  • 20210118-0210UT_SOHO-LASCO-C2

    18日2:10UT(LASCO-C2)


※クロイツ群は太陽に極めて近くなる彗星のグループで、近日点近くで急速に明るくなる特徴があります。かつての池谷・関彗星(C/1965 S1)や、近年ではラヴジョイ彗星(C/2011 W3)などがクロイツ群の仲間です。