2021年で最も日の出が遅いシーズンです2021/01/06

2021年日出最遅日マップ
昨日は二十四節気の「小寒」。前年の冬至から地球が15°公転し、太陽黄経が285°となりました。明日は早くも節句のひとつ「人日」、七草粥を頂く七草の節句です。早いものですね。

折しも年末寒波より強めの寒波がまた押し寄せ始め、昨日から今日は雲の多い空。午前中に僅かな晴れ間があったので太陽観察しようと待ち構えたものの、雲が増えるばかりで断念。気温は正午時点でも6度しかありません。

冬至を過ぎても日の出が遅くなっていた日本列島ですが、ようやく終わりを迎えています。「日出最遅」の日が北から南下を始めているのです。左は今年の日出最遅日マップ。年ごとに微妙な差があるため、毎年計算・描画し直しています。今日6日は石川県や新潟県、東北南部、関東北部に至る地域の日の出が一番遅い日。明日には本州の大部分、明後日は九州北部や四国全域…という具合に次々と折返しになって、以降は夏に向かって日の出がどんどん早くなります。

2020年12月7日記事に「日没最早日マップ」を掲載しました。南下と北上の違いがあるけれど、似たような間隔で、経線に対して若干右上がりになっているのは一緒ですね。夏のころやってくる「日没最遅」「日出最早」の日毎の間隔はゆったりしています(つまり短期間で折り返してしまう)。どうして違うのかノーヒントで考えてみてください。

今日は太陽の顔を拝めなかったけれど、待ってる間に淡い内暈と明るい幻日が見えました(下画像)。幻日は太陽高度が高くなり始めた頃だったため、色合いがはっきりして小さく引き締まった光でした。よく見ると幻日と内暈は接していないことが分かるでしょう。

  • 20210106内暈と幻日

    淡い内暈と幻日
  • 20210106幻日

    幻日


参考:
日出没・暦関連の記事(ブログ内)

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