下り坂の空に満月前の月暈2020/12/30

20201230月暈
昨夕から雲が多くなり始め、宵のうちは月すら見えませんでした。ところが夜半前に確認するとそれなりに晴れています。翌朝から雨予報のため機材は早々に撤収してしまったので、拡大観察は無理。しばらくボーッと眺めて楽しみました。

見始めた頃から出ていた月暈は時間とともに濃くなりました(左画像)。と言っても幅が太く色のない内暈です。氷結晶がかなり不揃いなのでしょう。やがて空全体が白くなり、1等星すら判別不可能に。撮影から1時間も過ぎたら月が霞むくらい雲が厚くなってしまいました…。

20201230月暈
撮影は30日0:30ごろ。満月まで残り約12時間です。右にマーカー入りを掲載しました。恒星位置から内暈半径や幅、あるいは24時間後の月の位置を見積もってみてください。

撮影時点で西日本はもう雨or雪が降り始めていました。はてさてどうなることやら。みなさんが少しでも穏やかな年の瀬を過ごせますように。

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