明け方の月と月面K2020/11/04

20201104_21454月
昨日は朝から雨で、昼には上がったものの丸1日天気がよくありませんでした。夜になり、21時頃からだんだん晴れてきましたが、夜半過ぎまでは時々雲が押し寄せました。

まだ満月期なので暗い天体を追うのは難しいだろうから、月と火星に対象を絞りましたが、大気のゆらぎが半端ない…。視直径が大きい月でさえシャープさが全くありません(左画像)。火星も撮りましたが、どんな処理をしても地形模様が浮かんでこなかったのでボツ。明け方には雲も取れて透明度が良くなったものの、シーイングは悪いままでした。

今朝方には月面K地形の日没が見頃だったので、なるべく明け方近く、低くならないうちに月面観察しました。左は3:40頃の撮影で、太陽黄経差は約214.54°、撮影高度は約60.5°、月齢は17.97。

20201104月面K
ちょっと暗いですが、右下欠け際の大きなジャンセン・クレーター少し上に月面Kが見えています。撮影時のK地形から見た太陽高度は約1.89°。1.0°から0.5°あたりがいちばん見やすいかと思われます(→参考記事)。でもこの地形が見えるのは月齢的に夜更けから明け方が多いため、一般向けではないのですよね…。

追記:右にK地形周囲のみ切り出してコントラストを付けてみました。ジャンセン+周囲のクレーターはうさこちゃんor中トトロみたいに見えますね。もう少し時間が経つとK地形は周囲から完全に独立して線も細くなります。

参考:
アーカイブ:月面の観察

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