火星やアトラス彗星を雲間に楽しむ2020/10/27

20201027アトラス彗星(C/2020 M3)
昨夜から今朝にかけて、天気はゆっくり下降気味のようでした。時折雲が空を覆い、その間隔がだんだん短くなる感じです。長時間露出は無理そうだったけれど夜半過ぎからアトラス彗星(C/2020 M3)を何度か狙ってみました。

左は数回挑戦したうち一番露出が長く撮れた3時過ぎからのもの。うさぎ座を横切っているアトラス彗星が、ちょうど極大期に迎けて増光中のミラ型変光星「R Lep」、通称「クリムゾン・スター」の近くだったので、一緒にフレーミングしたものです。色の対比が美しいですね。

20201026火星
彗星のすぐ左上、画像内で一番明るい星はうさぎ座μ星。B-V指数がシリウスやリゲルより小さいので、かなり青寄りの星です。三星そろって信号機カラーか、はたまたクリスマスカラーか。意図したわけではないけれど、何コマか淡い雲が通過していますので、星が滲んで色彩が若干強調されたかと思います。

夜半前には相変わらず明るい火星を楽しみました。望遠鏡を向けた途端に好シーイングが分かるような状態。こういう夜は嬉しいですね。

一昨日も良かったほうですが、昨夜は少し揺らめく表面にキンメリアのしずく(メデューサの涙)がチラチラ見えていたのには驚きました。雲が邪魔をするまで惜しみなく時間をかけて堪能しました。

R Lep光度曲線(AAVSO)
【追記】
参考までに、左図はR Lep光度観測によるグラフです(AAVSO/今日時点まで600日間)。前回のピークが2019年10月頃、周期はおおよそ430日ですから、まだ今期のピークではないようですね。順調であればこれから1ヶ月半ほどかけて1等級以上明るくなることでしょう。

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