立秋に初の熱中症警戒アラート(仮)2020/08/07

20200807内暈
昨夜から今朝は概ね晴れていたものの、今日午前から空全体を淡い雲が覆い始めました。薄日がさすものの、太陽観察は無理そうです。昼から午後にかけて淡い内暈が時折見えていました(左画像)。

折しも今日は立秋。残暑見舞いの時期になりますが、今年も変わらず酷暑のハイシーズンです。そう言えば昨日から防災無線が何か訴えてるけどよく聞こえないなぁ、今日こそはしっかり聞いてみようと耳を傾けたところ、熱中症警戒の呼びかけでした。

実は今、関東甲信で試験的に「熱中症警戒アラート」が試験導入されており、本日初めて当地茨城および千葉・東京に発令されたのです(右下・環境省サイトから引用)。環境省と気象庁が音頭を取っているようで、最高気温そのものによる高温注意ではなく、「暑さ指数」によって判断されます。WBGT=33度以上でアラート、という仕組みです。

熱中症警戒アラート
だいぶ前に湿球黒球温度(WBGT/Wet Bulb Globe Temperature)、通称「暑さ指数」について東京オリンピックを絡めた記事を書いたのですが(→参考記事1参考記事2)、このころ、なぜこれだけ熱中症が深刻化してるのに警戒情報を出さないのか疑問に思っていました。web上で簡単な仕組みを作るだけでもすぐできそうなのに、腰が重すぎますね。当初はもうオリンピックが開催されており、明日は閉会式。なのに今頃ようやく試験導入ですか…。

まぁ文句は後回し、今は熱中症にならないよう十分注意しましょう。コロナ禍も重なって大変ですが…。なおWBGTの観測値と予報値は全国どこでも閲覧可能ですから(→環境省サイト)、自主的な警戒は以前から可能でした。今年は関東甲信だけ試験的にアラートが出ますが、他地域はアラートが出るほどではない、ということではありません、念のため。来年以降に全国的な本格運用が始まる予定とのことです。

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