小嶋正さんがおとめ座に突発天体発見2020/04/30

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4月30日になったばかりのころ、おとめ座ポリマ(γ星)のすぐ南側に14等級の突発天体が見つかりました。発見者は4月21日に突発天体を発見したばかりの小嶋正さん(群馬県)。立て続けで本当にすごいですね。本日日中は雲が多かったものの夕方には晴れたので、さっそく望遠鏡を向けてみました。

わかりやすい位置なので導入そのものは問題ないけれど、かなり強い風が夜になっても収まりません。そこで、建物にギリギリまで接近して風避けとし、視界を犠牲にして望遠鏡を設置しました。これで多少は望遠鏡のブレが弱まるはず…。

薄暮が終わる前から露出開始したものの、結局予定枚数を撮り終える前に写野が建物に遮られてしまいました。また望遠鏡がバランスを崩しやすい南中近くだったのでガイドエラーが目立ちますが、それでも何とか天体を撮ることができました(左上画像)。想像よりも明るくてびっくりしました。小嶋さんが21日に発見したいっかくじゅう座の突発天体とは大違い。

20200430夜・アトラス彗星(C/2019Y1)
せっかく晴れているので、このあと夜半前の空でアトラス彗星(C/2019Y1)が撮れるかどうかも試してみました(右画像)。撮れることは撮れるのですが、やはり風には抗えません。星が踊り狂ったコマを排除してコンポジットしましたが、どうにも情けない絵面になってしまいました。

アトラス彗星は5月2日ごろ天の北極に最も近くなります。5月以降は宵側の空で観察したほうが高度が確保できるので、観察最良時間帯がガラリと変わるでしょう。状況がどんどん変化する彗星に生活パターンが振り回されてしまいますね。