今日の太陽 ― 2020/04/29
小惑星1998 OR2が地球に最接近 ― 2020/04/29
地球近傍小惑星「1998 OR2」がついに地球最接近を迎えました。計算上の最接近時刻は18:56JST、地球との距離は約16.36LD(=6290365km)、地球に対する相対速度は約8.7km/sです。直径2km超の天体ですから、この速度でぶつかればひとつの地方がまるまる吹き飛ぶでしょうね。
左画像は約1時間の撮影を小惑星位置基準でコンポジットしたもの。南に低い上に透明度が悪い空、光害も強い方向で難儀しましたが、何とか写りました。焦点距離500mm望遠鏡+APS-Cカメラで撮影しましたが、やはり一段と速い!今までで最も短い「一コマ45秒+間欠15秒」にしてもなお少し伸びてしまいました。
次回この小惑星がかなり地球に接近するのは2031年5月のことになりますが、今回より三倍も遠い通過です。いっぽう2079年4月の接近は今回の四分の一ほどの距離。ぶつかりはしないでしょうが、さすがにビビってしまう近さですね。明るさも6等台になる計算で、小型双眼鏡でも移動が分かるような天体ショーになると思われます。見たい方は長生きしてください。
天気が明け方まで持ったので、機材を交換してアトラス彗星(C/2019Y1)を撮影しました。相変わらず透明度が悪いままでしたが、本当にこの彗星はよく写ってくれます。
C/2019Y4のほうのアトラス彗星がいまだ話題の中心になっていて、こちらのアトラス彗星が取り上げられないのが実にもったいないです。
急に暖かくなったせいか、この夜は遠く離れた田んぼのほうからカエルの声が一斉に響いていました。今年は初めて聞くかな?
左画像は約1時間の撮影を小惑星位置基準でコンポジットしたもの。南に低い上に透明度が悪い空、光害も強い方向で難儀しましたが、何とか写りました。焦点距離500mm望遠鏡+APS-Cカメラで撮影しましたが、やはり一段と速い!今までで最も短い「一コマ45秒+間欠15秒」にしてもなお少し伸びてしまいました。
次回この小惑星がかなり地球に接近するのは2031年5月のことになりますが、今回より三倍も遠い通過です。いっぽう2079年4月の接近は今回の四分の一ほどの距離。ぶつかりはしないでしょうが、さすがにビビってしまう近さですね。明るさも6等台になる計算で、小型双眼鏡でも移動が分かるような天体ショーになると思われます。見たい方は長生きしてください。
天気が明け方まで持ったので、機材を交換してアトラス彗星(C/2019Y1)を撮影しました。相変わらず透明度が悪いままでしたが、本当にこの彗星はよく写ってくれます。
C/2019Y4のほうのアトラス彗星がいまだ話題の中心になっていて、こちらのアトラス彗星が取り上げられないのが実にもったいないです。
急に暖かくなったせいか、この夜は遠く離れた田んぼのほうからカエルの声が一斉に響いていました。今年は初めて聞くかな?