静岡の西村さんが突発天体発見、アトラス彗星はM97に接近2020/02/24

20200224_TCP J18104219-1534184
静岡県の西村栄男さんが23日明け方、へび座に12.1等の突発天体を発見したそうです。昨夜から今朝にかけて良く晴れたので、一日遅れで早速撮影してみました(左画像)。

昼間から吹き荒れた強風が今朝3時台まで残りましたが、突発天体を撮影する頃には落ち着きました。薄明開始ギリギリだったため、結構大慌ての作業です。星が多くてなかなか該当場所を導入できず焦りました。星仲間の(の)さんの話ではすぐ近くに既存の暗い星があったけれど、突発天体位置とは若干違うようだとのこと。

ここは近くにM16・M17などがある天の川のほとりで、微光星が密集しています。位置が分からなかったらどれが新天体なのかサッパリ分かりませんね。こんな中で良く見つけたものです。

20200224アトラス彗星(C/2019 Y4)
西村さんの新天体が昇るまでの間、一夜前に撮影した際はっきり写らなかったアトラス彗星(C/2019 Y4)を再度観察しました。今回は風が強かったことと、ふくろう星雲(M97)の近くだったこともあり、焦点距離の短い望遠鏡で撮影しています。

右画像の右側に丸いふくろう星雲、中央を挟んで対称位置に極めて薄くコマを広げたアトラス彗星。彗星核だけが鋭く光っていて、核の南西側が少し明るいことから、この方向に尾が伸びているようです。コマ直径はふくろう星雲より大きめですね。なかなか美しい光景になりました。人が立ってられないような強い風で望遠鏡がメチャクチャ揺れたのですが、不思議なことに思いの外小さい星像に収まってくれてます。

撮影時の両天体離角は約51′角。今夜(24日夜から25日明け方)は40′角弱まで近づきます。またM97とペアで取り上げられることが多い系外銀河M108にも25日夜に40′角強まで接近。ただ、当地の天気は持ちそうにありません。晴れている地方があったら連夜の天体接近をぜひ楽しんでください。(追記:一夜後の画像はこちら。

参考:
アトラス彗星(C/2019 Y4)に関係する記事(ブログ内)

コメント

トラックバック