今日の月(明け方)2020/02/11

20200211_19979月
昨夕から今朝にかけ、概ね晴れました。気温は氷点下まで下がったものの、前夜から比べたら4度も高く推移しました。空の透明感は無く、ときおりはぐれ雲が通過して月を隠しました。

明け方2時半過ぎに撮影した南中過ぎの月が左画像。太陽黄経差は約199.79°、撮影高度は約59.7°、月齢は16.83。細かい大気の揺らぎが目立っていました。危難の海が夕方を迎え始まり、明後日にはすっかり見えなくなるでしょう。今月はオニール橋のタイミングが月没後の12日昼間になってしまいますので見えません。また月面Kも同様に昼間です。次回のオニール橋は3月13日0時過ぎ、南東の中空で見ることができるでしょう。月面Kは同日の日出後です。

欠け際近くにはラングレヌス、ペタヴィウス、フルネリウスといった大型クレーターが良く見えています。ほぼ南極が秤動で中央に寄っているため、南半球がとても見やすいです。逆に北極側は見辛く、エンディミオンなど随分潰れてますね。

岩本彗星(C/2020 A2)がベガを通り過ぎ最大光度を迎えていますが、月が大きくてまだ影響があります。16日の下弦を迎える頃には観察可能になってくるでしょうか。

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