2019年冬至に台風29号発生2019/12/22


20191222-0900台風29号
気象庁が昨日から「台風になるかも」と警戒を呼びかけていた熱帯低気圧が、本日9:00に台風29号「ファンフォン/PHANFONE」になりました。直前の台風28号発生から26日後、28号消滅から16日9時間後の発生となります。

左は発生時9:00時点の気象衛星ひまわり画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。ナチュラルカラー処理のため、水色の雲は活発に上昇した氷粒状態、白やグレイの雲は低層の水粒状態を表します。赤点線円は台風中心の直径1000km円を表しています。(日本は画像の上辺付近。)台風は現在はヤップ島のすぐ南にあって西進しており、今後フィリピンを横断して南シナ海へ入る予報です。ちょうど26日の金環日食ごろ日食帯近くに存在することになるため、近くに行く場合は十分ご注意ください。(直ちに旅程を変更したほうが賢明です。)

本日は二十四節気の「冬至」。よもや冬至に台風発生とは思いもしませんでしたが、ドンピシャでしたね。衛星画像を見るついでに、今年の夏至と冬至の6:00JST全球画像を下に掲載しました(下A&B画像・画像元:NICT)。こんなに太陽が当たる方向が変わったのですね。いやそれよりも、オーストラリアの森林火災のほうが気になります(下B&C画像)。煙が凄まじい勢いです。当ブログの11月10日に記事を掲載してからずっとこの状態なのですよ…。しかもオーストラリアの暑さの本番はこれからなのです。台風を移動させて雨で鎮火させるとか、何とかならないのでしょうか?

  • 20190622-0600

    A.2019年6月22日6:00
    夏至の様子
  • 20191222-0600

    B.2019年12月22日6:00
    冬至の様子
  • 20191222-0900オーストラリア森林火災

    C.2019年12月22日9:00
    豪州森林火災


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