ボリソフ彗星がそろそろ見納め2019/12/04

20191204パンスターズ彗星(C/2017T2)
昨夜から今朝にかけてよく晴れてくれました。日中は暖かかったので夜の湿度が高くなり、機材や作業机がビショビショになりましたが、それを除けば申し分ありません。大気の揺らぎも、この季節にしては落ち着いていました。

メインターゲットは間もなく見えなくなる明け方のボリソフ彗星(2I・C/2019Q4)。でも視界に現れるまで時間があるため、夜半に子午線を越えたパンスターズ彗星(C/2017T2)を先に撮ってみました(左画像)。相変わらず写真映えする立派な姿。天頂付近と言うこともあって、光害の影響を受けにくいのもGood。

20191204シューメーカー第3彗星(155P)
パンスターズ彗星を撮り終えてもまだボリソフ彗星は低くて、近所の屋根に隠されています。仕方ないので、11月22日に露出が不十分だったシューメーカー第3彗星(155P)に望遠鏡を向けました。

ボリソフ彗星より若干明るい程度ですが、幸い位置が少し高いぶん写りが良くなります(右画像)。西北西向きの尾が確認できます。小柄ですが、なかなか彗星らしい立派な姿です。

20191204ボリソフ彗星(2I・C/2019Q4)
4時近くなってようやく姿を見せ始まったボリソフ彗星。数日後には太陽へ最接近、今月半ばに光度ピークを迎えますが、ずいぶん南下してしまいました。月齢や天気の起伏を考えると、向こう一週間が最後の見頃と思われます。その間に低空までカラッと晴れてくれなければどうしようもありません。

写野内に明るい恒星(コップ座δ星・3.5等)があったため、ゴーストが出まくって像が悪化しました。また、暗い恒星の軌跡が彗星に重なってしまい、詳細が分かりづらくなってしまいました…。うーん、何度望遠鏡を向けても何らかの悔いが残ります。暗い彗星は本当に難しい…。

今日の太陽2019/12/04

20191204太陽
朝からよく晴れています。日が高くなるにつれてやや風が出てきました。

20191204太陽リム
左は10:30過ぎの太陽。活動領域はありません。プロミネンスも全滅(?)です。ただ、南半球の中央左寄りに三角状のダークフィラメント(と言って良いのか分かりません…)が確認できます。GONGの画像でも出てますから、ゴミなどの影ではないでしょう。

それにしても、大気の揺らぎが酷すぎてピントのピークが全く分かりませんでした。