素晴らしい透明度で新天体ふたつ観察2019/11/29

20191129_PNV J04195320+4233026
長いこと曇りや小雨続きの日々。昨日も宵の口まで小雨がぱらついていました。でも夜半近くになると一気に好天へ。真夜中に喜び勇んで部屋着のまま外へ出たら大失敗…なんと、気温は既に3度まで下がっていました。ときおり薄雲が通過したり強めの風が残っていましたが、思い切って機材を組み上げました。新天体発見情報をいただいたのにずっと撮影できずにいた二天体を観察したかったのです。

最初は、北海道の上田清二さんが22日未明ペルセウス座に発見した突発天体(左画像)。上田清二さんと言ったら昭和が終わる頃から小惑星を発見しまくってきたレジェンド。発見時は10等とのことでしたが、ほんのわずかの間に5等級も暗くなってしまったようなのです。星仲間の(の)さん情報によると、「赤色で固有運動の大きい星ではないかと推測されている」とのこと。今朝の撮影では17等前半くらいまで落ち込んでいましたが、一応存在を確認できました。間に合って良かった…。

20191129_SN2019vju in NGC3514
お次は山形県の板垣公一さんが24日明け方の薄明中、コップ座NGC3514に発見した超新星候補(右画像)。これはすでにスペクトル観測がなされ、Ⅰa型の超新星と確定されました。発見時は17等でしたが、現在は少し明るくなっているようです。

明け方ようやく昇ってくるコップ座ですから、今朝の撮影を終えた時点でもまだ高度30°をちょっと越した程度。銀河そのものさえ写らないのではと心配でしたが、超新星共々良く写りました。明け方の気温はついに氷点下。でもそのおかげで素晴らしい透明度となって低空の暗い天体も写った訳です。辛いだけの寒さではないのがありがたいですね。

コメント

トラックバック