アンドロメダ銀河のそばを行くアフリカーノ彗星 ― 2019/09/22
昨日夕方の段階で「大型で強い」クラスになった台風17号は、活発化している前線と共に西日本のみならず東日本の天気も不安定にさせました。そんな中、たまたま昨夜半から思わぬ晴れ間がやってきたのです。崩れっぱなしだと思っていたのにビックリする様な透明度。ときおり絹雲が覆って下弦の月に暈がかかりましたが、ずっと狙っていた「アンドロメダ銀河のそばを行くアフリカーノ彗星(C/2019W2)」をカメラに収めることができました(左画像)。
アフリカーノ彗星は約1週間も前からアンドロメダ銀河に接近しています。18日夜には離角が6°程度まで近づき、200mm前後の望遠レンズでも同じ写野に入ったでしょう。でも雲が多い夜が続き、おまけに月も大きかったため、安定した晴れ間が全くありませんでした。今朝方は4時間近く晴れが持ち堪えたため、なんとか撮影できたのです。
既に10°も離れてしまったため、予定よりも短焦点のレンズを使わなくてはなりませんでした。対角線いっぱいにレイアウトする必要があり、天の北方向は画像上方向ではなく、右回りに62°程度回転させてあります。彗星は小さくて9等台と暗いため、ほとんど滲んだ恒星のようになってしまいましたが…ともかく、ギリギリ間に合いました。
アフリカーノ彗星は約1週間も前からアンドロメダ銀河に接近しています。18日夜には離角が6°程度まで近づき、200mm前後の望遠レンズでも同じ写野に入ったでしょう。でも雲が多い夜が続き、おまけに月も大きかったため、安定した晴れ間が全くありませんでした。今朝方は4時間近く晴れが持ち堪えたため、なんとか撮影できたのです。
既に10°も離れてしまったため、予定よりも短焦点のレンズを使わなくてはなりませんでした。対角線いっぱいにレイアウトする必要があり、天の北方向は画像上方向ではなく、右回りに62°程度回転させてあります。彗星は小さくて9等台と暗いため、ほとんど滲んだ恒星のようになってしまいましたが…ともかく、ギリギリ間に合いました。