久しぶりの三彗星がすごく成長してる!2019/08/30

20190830アフリカーノ彗星(C/2018W2)
昨夕の天気は一時的に回復傾向でしたが、宵から夜半前は時々雲が押し寄せ、いつまで持つか分からない感じ。それでも夜半から今朝までほぼ快晴で、貴重な時間を過ごせました。見頃の彗星にターゲットを絞り、思い切って三つ撮影してみました。

きりん座からペルセウス座へ移ろうとしているアフリカーノ彗星(C/2018W2)はビックリするほど明るくなっています。緑のコマは視直径が7′角を越え、明るさに偏りも見られます。光度ピークまで残り1ヶ月ですが、天候不順であることを考えれば観察チャンスは多くないでしょう。

20190830マクノート彗星(260P)
おひつじ座に並んでいるマクノート彗星(260P・右画像)とアサシン彗星(C/2018N2・下画像)も尾の伸びが素晴らしい!マクノート彗星は8月11日以来の撮影でしたが、尾の幅が倍くらいに感じました。この彗星も9月から10月にかけて緩やかに光度ピークを迎えます。

三彗星ではいちばんショボいと勝手に思っていたアサシン彗星の成長っぷりには、最も驚かされました。いやぁ、こんなに尾が長くなってるとは…。天の南北が上下になるよう撮っていますが、尾が南に向かっているため、チンアナゴみたいな一風変わった見かけです。この彗星は更に緩やかな光度変化をするため、年末まで楽しめそう。

20190830アサシン彗星(C/2018N2)
1週間余り後の9月7日夜にはマクノート彗星とアサシン彗星がなんと11′角まで大接近します。満月がはみ出すほどの長焦点でも同一写野。大口径望遠鏡を低倍率にして眼視観察すると楽しそう。明るさが同程度の彗星がニアミスするなんて、一生に何度もありませんよ。

撮影する場合は各彗星の移動方向&速度が全く違うことが悩みどころ。移動を無視できるくらい短時間露光で済ますか、各彗星を個別に合成してから1枚にまとめるか…腕が試されますね。もっとも、晴れなくては何もできませんけれど…。なんにせよ、これからが楽しみな三彗星です。晴れた夜は逃さずご覧ください。

【おまけ】
尾やコマの広がりが見やすいよう、白黒反転してみました。少しトリミングしましたが、三彗星とも同一縮尺です。

  • 20190830アフリカーノ彗星(C/2018W2)

    アフリカーノ彗星(C/2018W2)
  • 20190830マクノート彗星(260P)

    マクノート彗星(260P)
  • 20190830アサシン彗星(C/2018N2)

    アサシン彗星(C/2018N2)