マクノート彗星がグングン成長中2019/08/11

20190811マクノート彗星(260P)
昨夜から今朝にかけては安定した晴れ間が期待できたので、仮眠後の夜半から彗星撮影開始。マクノート彗星(260P)は0時台に撮影を始められるので、明け方に過密だったスケジュールが多少楽になりました。

旧暦七夕の夜に観察したときは雲が随分多かったのですが、今回は時々薄雲が横切るのみで済みました。ただし透明度は相変わらず悪いです。マクノート彗星の尾はぐんぐん成長しており、毎夜見ていても飽きないほど。光害地にもかかわらず尾の長さは4′角近く確認できます。光度ピークをはさみ、10月末までは安定して楽しめそうですね。

この後メイン対象に考えていたアフリカーノ彗星(C/2018W2)を導入するわずか5分の間に全天曇ってしまいました。なんという急変…。仕方ないのでそのままフラットを撮って観察終了となりました。ようやく南天から晴れ間が広がってきたのは薄明開始後…。ペルセウス座流星群と思われる流れ星がひとつ見えました。

今日の太陽2019/08/11

20190811太陽
明け方から曇っていた空は、昼過ぎまでそのままでした。雲間から青空が見えるものの、太陽観察するほんの数分間も晴れ間が持ちません。

20190811太陽リム
左は14:30過ぎにようやく大きな晴れ間が訪れて撮影した太陽。活動領域12746と12747は右リムに近くなりました。左上リムのプロミネンスはまだ見えていますが、右上リムはかなり小さくなりました。右端にも何か出ているような気がしますが、はっきりとは分かりません。

20190811-0206UT-LASCO-C3
2日ほど前から太陽観測衛星SOHOのLASCO-C3カメラに火星が写り出しました。NOAAサイトから本日2:06UT(11:06JST)の画像を右に引用します。

画像をつぶさに調べると、しし座の前足や鼻先の星たちも一緒に写っていました。計算してみたら、太陽はちょうど本日午後にかに座からしし座へ移ったことになります。更にお隣のおとめ座まで移動すると、いよいよ秋分を迎える時期になるのです。