予想外の晴れ間に欠け始まった月を観察2019/05/20

20190519-18882月
昨夕は天気予報に反して雲がほとんど無く良い空になりました。体力が尽きていたのですが、登ってきた満月過ぎの月を見て、少し元気をもらいました。

仮眠後23時頃起きてみるとまだ晴れていたので、出しっ放しの機材で月全体を撮影してみました(左画像)。細かい大気の揺らぎがあるものの前夜の雲越し満月とは比べるまでもなく、とても良い空です。撮影時の太陽黄経差は約188.82°、撮影高度は約33.6°、月齢14.64。もう月の東側(右側)が欠けているのが肉眼でも分かりました。気持ちの良い月光を浴びると清々しい気持ちになります。

一通り堪能してもなお晴れ間が続いているので、別の機材を用意して拡大撮影を開始。1シーン目を撮影開始する直前に南から大量の雲が押し寄せてきました。

20190519ペタヴィウス付近
取りあえず向けていたフンボルト・クレーターやペタヴィウス付近を何カットか撮影する間に完全に曇ってしまいました。あまりにもあっと言う間の出来事で、しばし呆然…。

その後日付が変わっても晴れ間が戻ることはなく、お開きとなりました。流れる雲越しの不完全な撮影ですが、貴重なワンカットを仕上げて右に掲載しておきます。フンボルト海も見えていたので「ダブル・フンボルト」のペアで撮りたかったけれど、またの機会に。完全曇り空の予想だっただけに、月を拝めただけでも良しとしましょう。

参考:
アーカイブ:月の形(黄経差180度以上、216度未満)

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