再度、四彗星にチャレンジ ― 2019/03/27
昨夕から今朝も晴れ間が続いたので、25日に撮影した四彗星を再度撮り直してみました。今回は天体用白黒カメラです。月の出は遅くなったものの透明度が悪く、おまけに撮影開始後に風が強まり、一時は風速6m/s程度になってしまいました。これでは片付けるのも一苦労。まさに行くも地獄退くも地獄。それならば撮影しちゃおうとダメ元で続行しました。
望遠鏡が揺さぶられて星像は著しく悪化しましたが、彗星はなんとか写ってくれました。25日の撮影より多少写りや粒状性は良いものの、やはり彗星たちそのものが暗くなったようで、特に岩本彗星(C/2018Y1)とウィルタネン周期彗星(46P)は顕著でした。このふたつは自分の機材・立地だとそろそろ観察終了かも知れません。いっぽう紫金山第2彗星(60P)とウェスト・ハートレー周期彗星(123P)はノーマル一眼より良く写ってくれました。
観察を終えるころに風がおさまってきたのは何とも皮肉なところ。明け方には月と木星が並んで輝き、美しい光景でした。
参考:
岩本彗星(C/2018Y1)に関係する記事(ブログ内)
ウィルタネン周期彗星(46P)に関係する記事(ブログ内)