ポケットにしまいたくなるお月様2019/03/08

20190308夕空の月
日没を迎えた今夕の空は、春だというのに150km離れた富士山が確認できるほど澄んでいました。低くなる前に夕空へ回った月をひと目見ようとベランダに出たら、明るい中にもうはっきり見えていました。撮影時の太陽黄経差は18.8°、撮影高度は12.1°、月齢は1.71です。ポケットにそっとしまいたくなるような、素敵な月ですね。

一昨日6日に二十四節気の啓蟄を迎え、地球があと15°公転すれば1年の区切りである「春分」を迎えます。またお月様も昨日夜中のうちに新月を迎え、昨日の夕方から夕空に顔を出し始めました。春のひと区切りは、なんだか意味もなく襟を正したくなります。

ところで四立ではなく、二分二至を季節のひと区切りとする見方があります。ひと区切りは約三ヶ月ですが、この間に四回満月になることがごく稀にあって、その時の三回目を「ブルームーン」と呼びます。よく知られている「一ヶ月内に二回満月になる場合の二回目」という定義は間違いで、この「各季節に四回満起こった場合の三回目」という定義のほうが正しい説のようです。尤も、当サイトでは文化的な定義の正誤ならあまり神経質にならずに何でも楽しもうという考えなので、アーカイブ「満月とブルームーンの一覧」には両方の定義に従ったブルームーンの日を掲載しています。

2019年の春季、つまり春分から夏至前までに起こる満月は3月21日、4月19日、5月19日、6月17日の四回ありますから、5月19日の満月はブルームーンと言うことになるでしょう。この春はどんな月景色が楽しめるでしょうか?楽しみですね。

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