昨日は昼夜とも雲が多く、今日も朝のうちは曇っていました。9時頃になると日が差したので、また曇ってしまう前に早めの太陽観察です。

左は9:35過ぎの撮影。活動領域はありませんが、左リム近く（赤道の少し上）に明るい部分が見えてきました。新たな領域に期待です。プロミネンスは明るいものがありませんが、よくよく目を凝らすと右画像のように右上リムから大きく吹き出したプロミネンス痕が見えました。GONGで履歴を辿ってみると、12日の太陽を撮影した頃から既に右上プロミネンスが膨らみ始めており、まるまる二日かけて今日の状態になったようです。冬の不安定なシーイングでなければもっと詳しく見えたでしょうが、立ち会えただけでもラッキーですね。

案の定、昼前にはもう雲が多くなりました。下Ａ画像のように内暈がずっと見え続けましたが、他のハロは見えませんでした。夕方近くなると雲が引いてきましたが、その過程で内暈の一部が明るくなり、幻日のように見えました（下Ｂ画像）。単に明るい内暈なのかも知れませんが、色合いは綺麗。ほとんどが「オレンジ−白」のグラデーションになる幻日にも稀に色がのることがあるので、判定は微妙です。