2019年元日に台風1号発生2019/01/01


20190101-1500台風1号
元日から台風が発生しました。気象庁によると本日15:00に南シナ海で台風1号「パブーク/PABUK」が発生したとのことです。直前の台風29号(2018年)発生から39日と18時間後、直前の台風28号(2018年)消滅からは35日と18時間後になります。(※消滅は28号より29号のほうが先でした。)

左は発生時の気象衛星ひまわり画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。赤点円は台風中心の直径1000km円を表しています。画像右上に九州から沖縄付近が見えています。台風は西進していますので日本に来ることはないでしょうが、お近くの方々、十分にご注意ください。

遡ると、この台風は昨日の時点で「台風になるかも知れない熱帯低気圧」として発表されていました。更に遡ると、この熱帯低気圧は昨年12月25日に「台風になるかも知れない熱帯低気圧」として発表されたものが、結局台風にならずにいったん低気圧化したものでした。つまり、昨日の時点で「復活した台風の卵」だったのです。熱帯低気圧とは言え、風が台風基準に満たないと言うだけの話。12月29日ごろフィリピンを通過した際は豪雨をもたらし、土砂崩れでたくさんの方が亡くなっています。現地では「台風警報が出なかったため油断していた」との指摘がありました。お正月から悲しいニュースですが、「他所の国のこと」と他人事で片付けるのは良くありません。「油断して深手を負う」本質は、誰かのせいではないと思います。

気象庁ベストトラックに記録が残っている1951年以降の台風で元日に発生したものは無いようですが、越年台風(12月末に発生し、1月頭まで残っていた台風/年区切りはJST換算で判断)は1952年27号、1959年23号、1977年21号、1986年29号、2000年23号がありました。2018年11月1日の記事に台風存在時期の統計グラフを示しましたが、大切なのは発生日時ではなく、台風が存在した期間。それに、そもそも元日は存在極小期ですらありません。台風が最も存在しなくなる区切り、いわば「台風の元日」は2月中旬です。今年も様々な自然災害があるでしょうが、油断禁物。しっかり情報を仕入れて行動しましょう。

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