久しぶりの非周期彗星を雲越しに観察2018/11/08

  • 20181108ステファン・オテルマ彗星(38P)

    A.ステファン・オテルマ彗星(38P)
  • 20181108パンスターズ彗星(C/2016 N6)

    B.パンスターズ彗星(C/2016 N6)


立冬の昨日は雲が多く、しかも一日中暖かい気温でした。夜になってときおり晴れ間が出たものの、常に薄い雲が流れてゆく状態でした。

今朝3時頃に起きだして外を見ると、夜半前より格段に雲が減っています。せっかくの新月夜、彗星のひとつくらい観察できるかなと準備し、ステファン・オテルマ彗星(38P)を捕捉。でも淡い雲があるのか、写りはいまひとつ物足りない感じです。ダストの尾が少し濃くなったでしょうか。

調べてみると南東に昇っていたうみへび座の首元にパンスターズ彗星(C/2016 N6)がいたので、これも撮影。このところ観察相手が周期彗星ばかりだったので、ちょっぴり嬉しい。ただ、この頃になると厚めの雲が行き交うようになり、ガイドエラーが頻発しました。上B画像は総露出の半分が没になってしまい、苦労して仕上げました。このパンスターズ彗星は正月過ぎまでこの光度を保ち、その後ゆっくり暗くなります。今は11等台でしょうか。明るくはありませんが、短い尾がしっかりと見えています。

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