アンドロメダ銀河とスイフト・ゲーレルス彗星 ― 2018/11/02
明後日に近日点を通過するスイフト・ゲーレルス彗星(64P)が最盛期を迎えています。計算上の光度ピークは10月末に過ぎていますが、ちょうど今週後半から夜遅くまで月明かりがない時期がやって来たので、観察するにはベストでしょう。
左画像は昨夜ちょうど日付が2日に変わる頃撮影した64P。ここ1週間ほどかけてM31アンドロメダ銀河から約4.5°のところを通りつつあり、素晴らしい眺めです。(※この画像は右方向が天の北方向。)少し透明度が落ちた夜で、しかも光害あふれる街のど真ん中でこれだけ写ってくれるのはありがたいですね。推定光度は10等前半といったところでしょうか。
望遠鏡で拡大した姿も撮ってみました(右画像/こちらは上方向が天の北方向)。緑色のコマが大きく広がっています。今年は尾が目立たずコマが大きい彗星が多かったですね。よくよく見ると7時の方向に薄らとダストテイルが伸びているような、いないような…?
64Pは今期の冬が終わる頃までに15等以下まで暗くなりますが、その間ずっと宵空高く見え続けます。もしこの彗星を観察可能な機材をみなさんがお持ちなら、どこまで見え続けるのかチャレンジするのもいいですね。自分の観察眼や機材の能力も推し量れますよ。
参考:
M13に接近したパンスターズ彗星(2018/02/21)
左画像は昨夜ちょうど日付が2日に変わる頃撮影した64P。ここ1週間ほどかけてM31アンドロメダ銀河から約4.5°のところを通りつつあり、素晴らしい眺めです。(※この画像は右方向が天の北方向。)少し透明度が落ちた夜で、しかも光害あふれる街のど真ん中でこれだけ写ってくれるのはありがたいですね。推定光度は10等前半といったところでしょうか。
望遠鏡で拡大した姿も撮ってみました(右画像/こちらは上方向が天の北方向)。緑色のコマが大きく広がっています。今年は尾が目立たずコマが大きい彗星が多かったですね。よくよく見ると7時の方向に薄らとダストテイルが伸びているような、いないような…?
64Pは今期の冬が終わる頃までに15等以下まで暗くなりますが、その間ずっと宵空高く見え続けます。もしこの彗星を観察可能な機材をみなさんがお持ちなら、どこまで見え続けるのかチャレンジするのもいいですね。自分の観察眼や機材の能力も推し量れますよ。
参考:
M13に接近したパンスターズ彗星(2018/02/21)