2018年9月頭までの真夏日と熱中症搬送人数・途中経過2018/09/04

2018年真夏日と熱中症(途中経過)
本日消防庁から9月2日までの熱中症搬送人数等のデータが公開されたので、気象庁発表の真夏日データと合わせて2018年の途中経過グラフを掲載します。両データとも5月1日から9月2日までで、熱中症搬送人数のうち8月1日以降は速報値です。

既に報道されている通り、今年の夏は1日あたりの熱中症搬送件数が7月18日に過去最高となりました。速報値では3736人でしたが、その後の確定値で上方修正され、3809人となっています(→7月23日記事参照)。

そう言えば最高気温の日本記録が更新されましたね。1933年7月25日に山形県で最高気温40.8度が記録され、「日本最高気温の日」が決められて以降、2013年8月12日高知県での41.0度を経て今年7月23日埼玉県での41.1度に至ります。「日本最高気温の日」も度々変更になったわけです。

時を同じくして、昨日気象庁から2018年夏(6~8月)の天候の資料が発表されました。気象関係者や興味がある方だけでなく、一度でも「今年は暑い」と感じた方、10年後もまだ日本で暮らしているだろう方など、できるだけたくさんの人に目を通していただきたいなと思います。ひと頃毎日のようにニュースになった熱中症や真夏日も、涼しくなると無かったことのように忘れてしまうのでは、環境理解も保全も永遠に進まないでしょう。

8月中旬以降は前線南下や台風接近などによる日照低下で暑さが収まりつつありますが、今回の台風21号が去ったらぶり返すという予報も聞きました。残暑が厳しいまま名月を見上げるのは悲しいもの。どうか「暑さ寒さも彼岸まで」の通りになりますように。

参考:
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こんな暑い時期にオリンピック?(2017/08/01)