関東に迫る台風13号、南には新たな台風の卵も2018/08/07


20180807-1700台風13号
昨夜の関東甲信はあちこちで雷雲が発生し、冠水や鉄道運休など大雨被害が出ました。当地・茨城県南部は夜中から小雨が降るようになり、気温もかなり低く感じました。いつもなら夜間照明のある近所の公園で夜通しセミが鳴いていますが、昨日はぱたっと止んでしまいました。不気味なくらいの静けさに、秋虫の声が小さく響きます。

明けて立秋の今日も時々小雨が降り、気温は晴れた日より4度から6度ほど低く推移しました。これだけでも秋の雰囲気でイイ感じです。いつもが暑すぎたのですよね。これから先、「酷暑の立秋」が当たり前となるのでしょうか。

気になる台風13号ですが、ノロノロと、しかし確実に関東に接近しています。左は本日7日17:00の気象衛星画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。千葉や茨城には台風最外周の雲がかかっています。まさに現地にいる私の自宅からは、雲の流れが台風の巻きに沿った様になりました。関東は少なくとも強風域、最悪暴風域にかかってしまう恐れがあり、その状況が丸二日ほど続くそうなので、十分に注意しましょうね。昨日朝までに大雨被害が出た東北のほうまで台風の雲が到達するかも知れません。

20180807-1500気象衛星画像
もうひとつ懸念材料があります。昨日の記事でもコメントしましたが、フィリピン東沖の熱帯低気圧が、「台風になるかも知れない熱帯低気圧」として気象庁から発表されました。右はちょっと戻って発表のあった本日7日15:00の気象衛星画像(同上)。ナチュラルカラー処理のため、水色の雲は活発に上昇した氷粒状態、白やグレイの雲は低層の水粒状態を表します。赤点円は台風13号中心、オレンジ点円は熱帯低気圧中心の直径1000km円。まだまとまりのない形ながら、分厚き発達した雲の塊が確認できますね。

20180807-0600ut熱帯低気圧進路予報(JTWC)
気象庁からはまだ先々の進路予報が発表されませんが、Joint Typhoon Warning Center(JTWC)の本日夕方の予報では、ちょうどお盆のころ九州から南西諸島のどこかへ向かう予報となっています。

予報がふらつく時期のため最終的にどうなるか全く分かりません。こまめに予報をチェックなさってください。(※左図はJTWCからの引用ですが、Zと書いてある日時は世界時表記です。例:12/06Z→12日6時UT=12時15時JST)

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