今日の太陽と極端な天候2018/06/29

20180629太陽
朝からよく晴れています。関東では本日、史上初めて6月中に梅雨明けが発表されました。

20180629太陽リム
左は14:20頃の太陽。相変わらず9m/s近くの強風続きで、望遠鏡が震えます。活動領域は見えなくなりました。北半球のダークフィラメントも崩れてきましたね。左下のプロミネンスは今日ようやく購入内に入っていたことを確認できました。東西に長い感じです。

あまり早い梅雨明けは歓迎できませんね。「良い天気」を真に享受できる人は少ないでしょう。飲料メーカーやエアコンメーカーが一時的に儲かったとしても、社会全体は潤いません。通常から外れた極端な天気ばかり起こると、全体としてかなりのリスクを背負うことになりそうです。単純に考えても農林水産業は少なからずダメージを受けますから、食料の高騰などダイレクトに響きます。

20180629-0300-1500降水
今朝は夜明け前から西日本が激しい雨に見舞われました。雨雲の移動が遅く、一ヶ所に大量の雨を音しながら夕方までかかって近畿・中部・北陸へ移動してきました。

左は気象庁サイトからの引用で、降水ナウキャストを使った3:00から15:00まで半日間のアニメーション。小さい画像ですが、ものすごい雨だったことが伝わるでしょう。福岡県や長崎県には記録的短時間大雨情報も発表されました。夕方時点では大地震のあった大阪近辺が大雨です。いっぽう北海道も春の干ばつから一転して雨続きの日照不足。本当に極端なお天気です。

【参考】 春から全国の気象がどのように変化したか、気象庁サイトで公開されている「天候の状況」のなかから20日間ごとの降水・日照・気温の平年比(平年差)を引用しました。期間は3月1日から6月28日までです。白っぽい色ほど平年値に近いはずですが、地方によっては期間ごとにプラス値からマイナス値まで極端に上下する様子が分かりますね。

【20日間ごとの気象変化】※クリックすると拡大表示します
期間降水量(20日間合計の平年比)日照時間(20日間合計の平年比)気温(20日間平均の平年差)
2018年
3月1日

3月20日
20180301-20日間降水 20180301-20日間日照 20180301-20日間気温
2018年
3月21日

4月9日
20180321-20日間降水 20180321-20日間日照 20180321-20日間気温
2018年
4月10日

4月29日
20180410-20日間降水 20180410-20日間日照 20180410-20日間気温
2018年
4月30日

5月19日
20180430-20日間降水 20180430-20日間日照 20180430-20日間気温
2018年
5月20日

6月8日
20180520-20日間降水 20180520-20日間日照 20180520-20日間気温
2018年
6月9日

6月28日
20180609-20日間降水 20180609-20日間日照 20180609-20日間気温
期間降水量(20日間合計の平年比)日照時間(20日間合計の平年比)気温(20日間平均の平年差)


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