大型で強い台風となった5号2018/06/10


20180610-0900台風5号
気象庁によると、台風5号は本日3時から暴風域が発表され、また9時以降は中心付近の最大風速が35m/sに達した模様です。9時の強風域直径は1050km(南東側に偏っています)とのことで昨日より若干狭まったものの、相変わらずの大きさ。これにより、台風5号は「大型で強い台風」になりました。

左は9時現在の気象衛星画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。ナチュラルカラー処理のため、水色の雲は活発に上昇した氷粒状態、白やグレイの雲は低層の水粒状態を表します。赤点円は各台風中心の直径1000km円(※強風域ではありません)。

台風は大東諸島を直撃しているようですね。去年もそうでしたが、観測史上最少を記録していた降水量のため、島の生活を支えるサトウキビの立ち枯れが大問題になっていました。この雨が吉と出るか、凶と出るか、微妙なところ。十分根が張らない生育状態の悪い植物は、簡単に折れたり吹き飛んだりしてしまうので、ダメージを受けてないと良いのですが…。

協定世界時のずれはどれくらいかな?2018/06/10

世界時と協定世界時との差
今日は時の記念日だから、と言う訳でもありませんが、「次のうるう秒挿入はいつかな?」と気になって、1日の長さ(LOD/Length of Day)とか、世界時系のずれなどを時々調べています。2017年12月27日の記事に書いたように、今年始めのうるう秒挿入/削除はありませんでした。次にあるとすれば7月1日0時UT直前ですが、日本標準時グループによればここでも調整は行わないとのこと。

では現在の状況はどうなっているのでしょう?これは「世界時と協定世界時の差」を調べればわかります。左図は今日時点で公開されている今年5月8日までのデータを元に、2000年始めからの変化をグラフにしたもの。UT1とは地球自転を元に決められる時刻システムのこと。そしてUTC(協定世界時/Coordinated Universal Time)は、原子時計を基準に決められた現在の時刻システムと「歩度」を同じにしてUT1つまり地球自転に矛盾しないように進ませる時刻系のこと。私たちが時報や時計を通して知るのはこの協定世界時です。

「歩度」を原子時計に合わせて地球自転を測ると段々ずれてしまうので、ときどき時計をずらせて原点を合わせます。左上グラフで言うと、「UT1-UTCがプラスマイナス0.9秒を越えないように」かつ「年始め1月1日や年半ば7月1日の直前に調整を行うように」うるう秒が挿入もしくは削除される決まりです。グラフが所々でぴょんと跳ね上がっているのはうるう秒が挿入されたからですね。現在は+0.1秒付近で右下がりですが、このペースだと2年後の夏…東京オリンピック直前になるでしょうか。うむむ、何か重大なトラブルを引き起こしそうな…?