梅雨空に土星と火星を眺める2018/06/08

  • 20180608土星
  • 20180608火星


昨夕から今朝にかけ、余り曇ることなく晴れてくれました。ただ残念なことに夜半頃までやや風が強く、望遠鏡で拡大観察するには適さない夜でした。また透明度はそれほど良くありませんでした。夜半前には湿気で辺り一面ビッショリだったので、湿度が原因だったのでしょう。

夜半を過ぎて少し経つと凪が来たので、頃合い良く土星と火星を観察できました。春前は土星より暗い火星でしたが、今や明け方で一番明るい煌めきです。視直径が16.5″を越えているので、土星本体の大きさとあまり変わりませんね。だいぶ模様の詳細が分かるようになりました。(※上画像は同じ倍率です。また右下図はGuideによる同時刻の火星図。どこが見えているか確認してみてください。)

20180608_0240火星図
いっぽう土星もあと20日ほどで衝を迎えるので、負けじと輝いていました。両惑星とも南天に低い位置のため、我が家の庭からは南中前後しか狙えません。夜中や明け方でも近隣住宅で車両の出入りがあるため、なかなか写すタイミングが難しい環境です。

明け方には下弦を過ぎた月が登ってきました。まだ低い時間ながらもう薄明が始まるのが分かります。夏至前後の1ヶ月は夜の時間が本当に短いですね。

参考:
2018年火星の地球接近に関する記事(ブログ内)

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