昨夜から今朝は時々晴れ間があったものの、薄雲が常に覆っているような夜空だったので天体観察はできませんでした。天気は日曜夜にかけて下り坂になっています。

午前中出かけた道中で小さな環水平アークを発見。運悪くカメラを持っていませんでしたが、肉眼で数分間観察できました。昼にかけては雲が多く、午後は時々日が差しましたが、すぐ次の雲がやって来てしまい太陽観察は無理でした。彩雲や光環がぼんやり出ていましたが（左画像）、あまり鮮やかな出方ではありません。この他の現象は見えませんでした。

天気はまた西日本から下ってきましたが、それとは別に太平洋で発生した熱帯低気圧が日本へ向かってきています。特に発達するでもなく、まだ日本から遠いためか、本日夕方時点で気象庁からは何も発表されていません。でも気象衛星画像を見る限り、小型の台風と言っても通じそうな姿を見せています。（Joint Tyhoon Warning Centerからは注意報が出ています。）右画像は本日15時の気象衛星画像（画像元：RAMMB／画像処理・地図等は筆者）。ナチュラルカラー処理のため、水色の雲は活発に上昇した氷粒状態、白やグレイの雲は低層の水粒状態を表します。

この熱帯低気圧は少し前からグアム島東海域で余り動かない、中心気圧もほとんど変化しないまま数日が過ぎました。昨日辺りからゆっくり北西に進路を取っています。14日過ぎ頃には硫黄島海域に達する見込みとのことです。