台風になるかも知れない熱帯低気圧が発生→台風2号へ2018/02/11


20180211-0300熱帯低気圧
日本の南岸を低気圧が通過し、太平洋側では昨日から今朝にかけて雨のところが多かったようです。ところで、更に南へ目を向けると8日9時の天気図から現れ始めた熱帯低気圧がゆっくり発達しており、今朝3時に気象庁が「台風になるかも知れない熱帯低気圧」として発表しました。

左画像は本日3:00の気象衛星画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。夜間なので赤外画像です。赤点円は熱帯低気圧中心の直径1000km円。日本は画像上部に少しだけ写っています。

ご存じのように2月は年間でもっとも台風発生が少なくなる時期。統計のある1951年以降では発生しても月間で1個でした(→参考:気象庁の台風統計)。西進しているので日本に直接影響はなさそうですが、Joint Typhoon Warning Centerの予報では12日夜から13日ごろフィリピン南部に接近または上陸する見込みのようです。正月頃に台風1号が通ったコースに近く、警戒が必要ですね。

20180211-1500台風2号
【夕方追記】
この熱帯低気圧は本日15:00に台風2号「サンバ/SANBA」になったと気象庁から発表がありました。直前の台風1号発生から39日と6時間後、消滅からは38日と6時間後になります。明日夜にミンダナオ島に接近する見込みのようです。

右画像は発生した15:00現在の気象衛星画像(画像元:RAMMB/画像処理・地図等は筆者)。左上画像とほぼ同じ範囲です。ナチュラルカラー処理のため、水色の雲は活発に上昇した氷粒状態、白やグレイの雲は低層の水粒状態を表します。赤点円は台風中心の直径1000km円。近くにお住まいの方や旅行される方は十分ご注意ください。

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