アサシン彗星+小惑星フローレンス、月+レグルスのダブル接近2017/12/09

20171209パンスターズ彗星(C/2016 R2)
昨夜から関東各地が冷え込み、平野部で雪が降るのではと騒がれました。当地・茨城も例外ではなかったので、夜になって降り出した小雨をときどきチェックしていましたが、雪やみぞれは確認できませんでした。

明け方に晴れると踏んでいたので、夜半過ぎに雨が完全に止んだのを見計らって機材をセット。その後しばらく雲が一進一退でしたが、3時過ぎ頃から完全に雲が取れました。月が下弦近くになったため、気になっていた彗星たちの様子をさっそく撮影。

左はパンスターズ彗星(C/2016 R2)ですが、残念ながら5分露出したところで建物の屋根にかかってしまいました(画像右下の明るみは屋根)。でもなんとか「青いガス状の広がり」が写りました。11月19日の観察記事にも書いたように、この彗星は一般的な彗星頭部のエメラルド色ではなく、「青い尾」がときどき目立っているようです。だいぶ明るく大きくなったので、再度撮影したいと思います。

お次は北極星に2.5°まで接近しているアサシン彗星(C/2017 O1)。実は今朝方、このアサシン彗星に小惑星フローレンスが約0.5°まで大接近していたのです。小惑星フローレンスと言えば、今年9月1日に地球へ700万kmあまりまで大接近したばかり(→関連記事参照)。下がその画像(下右は文字付き)。地球近傍天体として最大級を誇るフローレンスは、3ヶ月以上経ってもしっかり見えていました。アサシン彗星は西(右)へ、フローレンスは南東(左下)へ動いており、今後はどんどん離れてゆきます。なおこれらの彗星画像は上方向が天の北、上下画角は約0.7°です。今回は月明かりのカブリを避けるため高感度短時間露出によるコンポジットで、画像がやや荒れています。

  • 20171209アサシン彗星(C/2017O1)と小惑星フローレンス
  • 20171209アサシン彗星(C/2017O1)と小惑星フローレンス

20171209月とレグルス
観察が終わった頃には気温が氷点下。機材はガチガチに凍っています。頭上を仰ぐと下弦前の月がしし座のレグルスに接近していました(右画像)。

このあと月は8時半から9時半にかけて、西空低空でレグルスを隠してしまう掩蔽を起こしました。昼間の青空の中ですが、全国的に見えた1等星の掩蔽でした。私は外出で観察できませんでしたが、少なくとも関東はよく晴れていたので、良く見えたことでしょう。なお、夜(明け方)に見えるレグルスの掩蔽は2018年2月2日に起こります。

参考:
パンスターズ彗星(C/2016 R2)に関係する記事(ブログ内)

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