増光しつつあるハインズ彗星2017/12/02

20171202ハインズ彗星(C/2017 T1)
昨夜から今朝にかけては雲が多く、天気予報ほど晴れませんでした。もう満月期なので暗い天体の観察は難しいけれど、月没から天文薄明開始まで1時間ほどあります。この間を狙って、ちょうど南中するハインズ彗星(C/2017 T1)を撮ってみました。

いちおう1時間露出したのですが、三分の一ほどは雲に覆われて使えませんでした。飛び飛びですが、合計36分ぶんのコマを彗星位置基準でコンポジットしたのが左画像。上方向が天の北、上下画角は約0.7°です。

彗星は11月20日に撮影したときより格段に明るくなっていました。そろそろ15等台に入ってきたのではないでしょうか。西向きに広がる尾もちゃんと分かります。移動方向がだいぶ北向きに変わりました。今後1月に入るまで北上を続けます。順調に育っているようで嬉しい限り。

参考:
ハインズ彗星(C/2017 T1)に関係する記事(ブログ内)

今日の太陽2017/12/02

20171202太陽
朝から晴れていますが、ときおり雲が湧いて太陽を覆っています。さすがに日中でも寒さを感じる季節。

20171202太陽リム
左は12時撮影の太陽。活動領域は見当たりません。昨日に引き続き大きなプロミネンスが右やや下リムに見えます。また昨日は左上に突き出ていたプロミネンスが、今日は光球内に入って小さなフィラメントを見せていますね。

セイロン・インドを襲っているサイクロン2017/12/02


20171202-1500JST-INSAT3D画像
日本は台風発生が一段落し、またアメリカでもハリケーンシーズンが終わりました。年内に発生する可能性がゼロでは無いものの、今のところ落ち着いています。ところが赤道に近い地域ではまだ安心できません。現にいま正にサイクロンの被害が起きている地域があります。

左はインドの気象衛星INSAT-3Dの赤外画像(インド気象局から引用/地図・経緯線・補助線などは筆者)。本日2日15:00JST(6:00UT)の撮影です。日本は右上に写っています。インドではちょうどお昼くらいですが、とても大きなサイクロン「OCKHI」が南西にありますね。11月29日頃にセイロン島を縦断し、インド西岸に沿って発達しながら北上しています。

画像に描いたサイクロン中心の赤点円は内側が直径1000km、外側が2000km。かなり大きいことが分かるでしょう。報道によると、怪我人や亡くなった方が大勢出ているようです。今日現在のJTWCの予報では明日3日に最大勢力になる見込みで、中心付近の最大風速は95ノットに達するとのこと。接近する海沿いのエリアは強い風雨になる見込みです。

左上画像には南半球に発生した別のサイクロン「DAHLIA」も写っています。こちらは南下して6日から7日頃にオーストラリア北西海岸へ接近するようですが、その頃には弱まってしまう予想。でも南半球はこれからがシーズンなので注意が必要ですね。