やっとはっきり写ったハインゼ彗星2017/11/20

20171120ハインゼ彗星(C/2017 T1)
昨夜も雲が多く、星の観察向きではありませんでした。でも夜半から2時間ほどの晴れ間があり、ハインゼ彗星(C/2017 T1)の再々撮影をすることができました。

前夜の撮影では恒星に重なってしまいましたが、今夜は近くに恒星が無いことを確認の上で撮影に臨みました。風もなく、おかげでやっとしっかりした像として写すことができました。これなら白黒反転しなくても見えますね。ただ、60分露出を目指したのにラスト12分は雲がかかってしまいました。画像は彗星位置基準コンポジット、上方向が天の北方向、約48分の露出、上下画角は約0.7°、彗星光度は約16.5等です。

ハインゼ彗星のいるうみへび座にはたくさんの銀河があり、中でもNGC3312などのある「うみへび座銀河団」が有名です。今回の写野にも複数の銀河がまとまっているエリアにかかっていました。むこう数日間かけてこの銀河達の中を横切っていきます。

機材を片付ける際にとても寒く感じたので気温を測るとマイナス1.5度!今季初めての零下だと思います。

参考:
ハインズ彗星(C/2017 T1)に関係する記事(ブログ内)

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