日本の南に台風の卵→夜に台風18号発生2017/09/09


20170909-0300衛星画像
またしても「台風になるかも知れない熱帯低気圧」の発生です。この熱帯低気圧は7日21:00JSTの天気図以降に描かれており、気になっていました。

左画像は発表があった本日3:00の気象衛星画像(画像元:NICTサイエンスクラウド/経緯線などは筆者)。赤点円は熱帯低気圧中心の直径1000km円です。夜ですから可視光ではなく赤外波長(バンド7)の画像です。まだ渦は巻いてないものの広範囲に雲があって、大きな台風になりそうな感じですね。続報に耳を傾けましょう。

なお、日本のすぐ南に真っ直ぐ延びている太い雲の列が見えますが、これが7日明け方から九州を皮切りに局地的な雨を降らせながら南下した前線の本体です。二日かかってここまで移動しました。

20170909-2100衛星画像
(22:30追記)この熱帯低気圧は本日9日21:00、台風18号(タリム/TALIM)になりました。直前の台風17号発生から3日と12時間後、消滅からは2日と18時間後の発生になります。右画像は21:00の気象衛星画像。赤点円は台風中心の直径1000km円です。まだ綺麗な渦とは言いがたい形ですね。気象庁の予報ではまたしても勢力を強めながら台湾近辺に向かうとのこと。

2017年の7月以降に発生した台風3号から今回まで、「台風が全く無かった期間」の最長は3号消滅から4号発生までの「10日と6時間」、次が11号消滅から12号発生の「5日と12時間」で、あとは全て数日以内に次の台風が発生しているという事態です。


コメント

トラックバック