気になる台風5・6号の進行 ― 2017/07/24
昨日、今日と、当地・茨城はすっきりしないお天気。時々雨が降ってくれるから涼しいし、関東は慢性的な水不足なので助かりますが、梅雨が明けてないような天気が続くと人間よりも植物たちのほうが参ってしまいますよね。この時期にたっぷり日差しを受けないと結実がしっかりしませんから。東からふたつも台風が来ているようで、北陸・東北に前線が停滞しているのも多少関係するのかなと思ったりしますが、どうなのでしょう?
太平洋上の台風5・6号ですが、うろうろと迷走気味な進行をしている間に5号のほうが「強い台風」クラスへ昇格してしまいました。このままだと暴風域を伴ったまま28日頃に小笠原諸島、週末には本州南岸に来てしまうかも…という予報が出始めました。
右画像は本日15:00の気象衛星画像(画像元:NICTサイエンスクラウド/経緯線などは筆者)。非常に気になるのは台風間の距離がとても近いこと。互いに影響し合って、この先どう進むのかが予測しにくい状況です。
左はふたつの台風の位置速報を元に、中心間距離(地面に沿って測った測地距離)を計算したグラフ。台風5・6号がダブル台風になってから今日15時まで3時間おきの値です。1000km以下になるのも時間の問題で、このクラスまで近づいたケースは確か2016年のトリプル台風9号・10号・11号以来かと思います。大きい台風だったら既に“袖がふれあう距離”ですね。大変なことにならなければ良いのだけれど…。