曇りゆく夕空で接近した月と火星を探す!2017/05/27

20170527月と火星の接近
今日の明け方まで小雨が降っていました。午前中はやや肌寒いくらいの曇り空、昼過ぎからやっと少しずつ日が差してきました。夕方まで雲が残ったものの、日没頃にはかなり晴れ間。そこで、5月26日の記事に書いた「今期最後であろう月と火星の接近」に挑みました。

ところが日が沈んで少し経つと、あっと言う間に雲が増えてきたのです。月さえ見えればカメラの画角から火星位置が把握できるのに、肝心の月が見えるかどうかさえ怪しい…。少しずつ暗くなっていく空で、小さな双眼鏡片手に焦りながら月を探します。19時過ぎになり、ようやく雲越しに月齢1.6の月を見つけました。でも火星がある位置に雲があります。今夕の雲は二層に重なり、なかなか隙間ができず厄介でした。ダメ元でシャッターを押し続け、ある程度雲が少ないコマからやっと火星を発見。このコマの数分後にはもう西空全体が雲に覆われてしまいました。

火星は肉眼では見えなかったけれど、なんとか両天体の接近を写真に収めることができて満足です。火星は7月下旬の合までどんどん低くなってゆくでしょう。次に火星と会えるのは、9月17日明け方の「水星と火星の超接近・離角がたったの4′、ただし超低空」でしょうか。

参考:
アーカイブ:天体の接近現象一覧(惑星ペア・トップ200)
   …2017年9月17日の水星・火星超接近はこのアーカイブのなかで22位という高順位!
火星と海王星が超接近しました(2017/01/01)
   …2017年に3回ある超接近の第一回目



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