晴れない日が続く関東。当地・茨城もご多分に漏れず今日で4日目の曇天日和です。星月はおろか、昼の太陽さえ姿を見せません。少なくとも今週末頃まで続きそう。昨年は6月以降冬まで晴れの少ない年でしたが今年も…？そういえば沖縄・奄美地方は13日に梅雨入りしたと聞きましたが、もうそんな季節ですね。雲間から差す弱々しい日差しを見つけて窓を開けると、隣家の柚がたくさんの花をつけていました。

近所を探してもほとんど目にしない柑橘系の木ですから、目ざとく見つけ出すアゲハチョウの飛来率はとても高いです。もう少し経つとナミアゲハの幼虫があちこちに姿を見せるでしょう。見えている新葉がことごとく消滅してしまうほど。ここ十年ほど県内で目撃が多くなったナガサキアゲハも、シャケの遡上じゃないけれど決まって毎年この木に飛んできます。それにしてもアゲハたち、どうやって遠くから食草を嗅ぎ当てるんだろう…？

天気が悪いと気持ちまで沈みがちになります。自然への嗅覚が随分落ちてしまったと感じる昨今、天気に左右されずどっぷり自然に浸れる時間を持たなければダメだなあとつくづく思いました。