5月初めに発生した南半球のサイクロン「DONNA」（→関連記事）は6日頃から南下を始め、今日9日朝にはバヌアツとニューカレドニアの中間付近に中心があります。

右は7日から今日までの気象衛星画像（画像元：NICTサイエンスクラウド）。サイクロンの中心を見ると、7・8日は目のようなものが認められますが、今日は滑らかになりました。中心付近の風速が徐々に弱まっていると思われます。でも大きく広がった雲が付近の島々を取り囲んでいますので、完全に去るまでは十分な注意が必要ですね。

またサモアの南東で熱帯低気圧が発達しています。昨日まで東北東に移動していましたが、昨夕から本日にかけて西向きに大きく転進し始めました。Joint Typhoon Warning Centerによると勢力が増しており、9日9:00JST現在新たなサイクロン「19P」として警戒が始まりました。（※まだ名前がなく、通し番号で呼ばれてます。）12日頃にフィジーを直撃しそうな予報が出ていました。心配ですね…。


（追記）
9日21時JSTのJTWCによる告知によれば、19Pはサイクロン「ELLA」という名になりました。