立派に成長したラブジョイ彗星 ― 2017/03/28
一昨日から昨日にかけての関東の荒れた天気は夕方までに落ち着きを取り戻し、綺麗な夕日も見えました。ただ夜になって再び雲が多くなり、夜半過ぎまでは星も見えませんでした。
日付が今日になって2時頃に確認するとかなり晴れ渡っています。西から時々空を覆う薄い雲が気になりましたが、せっかく新月を迎え、タットル・ジャコビニ・クレサーク彗星(41P)も最盛期なのでひとまず機材を準備。ところがやがて東を除くほぼ全体が淡い雲に覆われてしまいました。しかも急激な気温低下と日中の高湿度のせいで、そこかしこにすごい霜が付いています。北極星も雲の中で、極軸は大雑把にしか合わせられません。
残された東空も怪しかったですが、高度を上げているラブジョイ彗星(C/2017 E4)がギリギリ隣家の隙間から狙えそうだったので撮影しました。雲がどんどん流れていたので、ざっくり写野に導入してから1分×30枚ほど連写。その中で雲に覆われなかった連続7枚をコンポジットしたのが左上画像です(彗星位置基準のコンポジット、上方向が天の北方向、上下画角は約0.7°)。彗星は10等前半まで明るくなっており、想像以上に速く動いてビックリしました。おかげで中央を大きく外してしまった…。10日前の18日に撮影したときと比べ、まるで別彗星みたいに感じました。左やや下向きに尾と思われる光の筋があるようです。小柄ですが、条件の良いところで観察すればかなり見応えある彗星ではないでしょうか。
3月上旬に発見されたばかりのラブジョイ彗星も、この一週間が光度と高度のピーク。その後は低くなりながら暗くなります。1ヶ月後にはもう探すのが困難になりますので、観察可能な方はぜひ今のうちに!(下にステラナビゲーターによる星図を掲載しておきます。)
参考:
ラブジョイ彗星(C/2017 E4)に関係する記事(ブログ内)
日付が今日になって2時頃に確認するとかなり晴れ渡っています。西から時々空を覆う薄い雲が気になりましたが、せっかく新月を迎え、タットル・ジャコビニ・クレサーク彗星(41P)も最盛期なのでひとまず機材を準備。ところがやがて東を除くほぼ全体が淡い雲に覆われてしまいました。しかも急激な気温低下と日中の高湿度のせいで、そこかしこにすごい霜が付いています。北極星も雲の中で、極軸は大雑把にしか合わせられません。
残された東空も怪しかったですが、高度を上げているラブジョイ彗星(C/2017 E4)がギリギリ隣家の隙間から狙えそうだったので撮影しました。雲がどんどん流れていたので、ざっくり写野に導入してから1分×30枚ほど連写。その中で雲に覆われなかった連続7枚をコンポジットしたのが左上画像です(彗星位置基準のコンポジット、上方向が天の北方向、上下画角は約0.7°)。彗星は10等前半まで明るくなっており、想像以上に速く動いてビックリしました。おかげで中央を大きく外してしまった…。10日前の18日に撮影したときと比べ、まるで別彗星みたいに感じました。左やや下向きに尾と思われる光の筋があるようです。小柄ですが、条件の良いところで観察すればかなり見応えある彗星ではないでしょうか。
3月上旬に発見されたばかりのラブジョイ彗星も、この一週間が光度と高度のピーク。その後は低くなりながら暗くなります。1ヶ月後にはもう探すのが困難になりますので、観察可能な方はぜひ今のうちに!(下にステラナビゲーターによる星図を掲載しておきます。)
参考:
ラブジョイ彗星(C/2017 E4)に関係する記事(ブログ内)