地球をかすめていった小惑星2017EA2017/03/06

小惑星2017EA地球接近
昨夜から今日はお天気が悪く空の観察も小休止ということで、メジャーニュースにならなかったけれど気になったものを一つご紹介。

四日ほど前の3月2日に地球をかすめていった小惑星がありました。小惑星番号は2017EAですから発見されたばかりですね。NASA-JPLのCNEOS(Center for Near Earth Object Studies)サイトに記事があります。ご興味ある方はお読みください。

どれくらい近かったか記事にも書いてありますが、地表からたったの14500kmだったそうです。月−地球の距離の約20分の1ですね。地球の直径がおよそ12800kmですから、この距離より少し遠いくらい。左図は記事からの引用ですが、気象衛星ひまわりなどの一般的な静止衛星軌道よりずっと内側です。なんで大きなニュースにならないんでしょうねぇ。

20170305小惑星2017EA地球接近高度
この小惑星との距離をあらためてNASA-HORIZONSで計算したのが右図です。知りたいのは地表からの距離ですので、地心距離から地球半径(一律で6378.137kmとしました)を減じて高度換算しました。一番地表に近くなったのは3月2日23:04JST頃で、場所はメキシコの南西沖合、太平洋のほぼ赤道上空です。

本日3月6日プラスマイナス30日の期間に1LD(月−地球間距離=384000km)以内に入り込んだ既知の小惑星は他に3つあります。2017DG16(2/23、0.36LD)、2017DR34(2/25、0.58LD)、2017DS109(3/5、0.92LD)です。でも2017EAは群を抜いて近かったですね。本体3mとのことで警戒レベルは低かった様ですが、こういうのは大小に関わらず広く報道し、「天気予報」並みに一般化して欲しいなぁと感じました。