月と金星が接近しました2017/01/02

20170102月と金星の接近
16:23頃の月と金星(日没約15分前)
昨日の元日の夕方に火星と海王星の超接近が起こったばかりですが、今夕は「月と金星が接近」が見られました(→関連記事)。

月も金星も昼間に肉眼で見ることができる数少ない天体です。当地・茨城は午後まで雲がありましたが、夕方が近づくと快晴になってくれました。既に14時台から雲間に月と金星が見えていたので、なんとなく目で追いかけていました。左は日没15分ほど前の撮影で、見やすいように青空の輝度を少し落としています。目で見ると月より金星のほうがキラキラして明るく見えるから不思議ですね。

少し経つと空が暗くなり始め、月と金星の輝きはいっそう引き立つようになりました。右下画像は左上画像の撮影から約1時間後の様子。まだ薄暮が残っていますが、やや露出オーバー気味に撮ってみると細かな星がたくさんあることが分かります。

20170102月と金星の接近
17:25頃の月と金星
また月の影の側が光って見える「地球照」という現象がはっきり見えますね。模様だってよく分かります。

この記事に掲載している画像はすべて同じ拡大率、同じ向き(画像上方向が天の北)ですから、月が少しずつ動いて金星に近づいてゆく様子が分かりますね。最接近は18:24頃(下左画像)。周囲は暗くなり、細かな星がいっぱいです。参考までに同じ拡大率で火星と海王星の今日の様子も掲載します(下右画像)。昨日より離れましたが、まだ1枚の画像に余裕で収まりますから十分接近してると言えます。

明日は月と火星が大接近。今日の金星よりも近くなりますよ。晴れて時間の取れる方はぜひ夕空を仰いでくださいね。

  • 20170102月と金星の接近
    18:24頃の月と金星
  • 20170102火星と海王星
    火星と海王星(他画像と同縮尺)

参考:
アーカイブ:天体の接近現象一覧

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