夕靄の中の本田・ムルコス・パイドゥシャーコヴァー彗星2016/12/18

20161218_45P
夕方に少し雲がありましたが、1週間ぶりに本田・ムルコス・パイドゥシャーコヴァー彗星(45P)を観察しました。

左は17:40頃の撮影で、約6分間の彗星の動きに合わせたコンポジット、上が天の北方向、上下画角は約1°強です。中央に緑色のコマを伴う彗星像が見えますね。11日の撮影より彗星像が大きいですが、これは使っている望遠鏡が大きいからです。今日の機材はおよそ780mm+APS-Cに相当します。でもまぁカメラのライブビューで確認できるので、明るくなっているのでしょう。極端なハイコントラスト処理すると、向かって左やや上向きに尾が伸びているようですが、まだ確信が持てません。

相変わらず撮影条件は厳しいです。今日は日中とても暖かく、空は水蒸気で濁っていたのでなおさら難しい対象でした。もう少し立派になっているのを期待していたのですが、彗星高度はピークを過ぎているので、良い空を待つしかありませんね。来年2月には明け方の空で条件良く見えることでしょう。2017年2月13日にはジョンソン彗星(C/2015 V2)に約17°まで接近します。

参考:
本田・ムルコス・パイドゥシャーコヴァー彗星(45P)に関係する記事(ブログ内)

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