月と金星の間をISSが通りました2016/12/02

20161202金星・月・ISS
日が暮れた西空に夕日色の淡い雲が捉え所のない模様を描いていました。その雲も薄暗くなるころ、おぼろげな三日月と金星が並んで光を増してきました。月と金星は日没前からよく見えていたのですが、暗くなってきた空での輝き始めは本当に美しいのです。

東北から関西にかけて金星を隠すように飛んだ国際宇宙ステーションが、関東の空にも登ってくるのが見えました。当地・茨城からは金星と月の間を通るようなコースです。低空のISSはまだ暗くて見辛かったものの、金星より高くなる頃には輝きを増し、天頂に差しかかるころは金星並みの明るさでした。いやあ、絶景ですなー。

20161292-ISS愛知
実は無人補給機プログレスが昨夜打ち上げられ、今日このISSに近づく様子も見ることができる予定でしたが、打ち上げが失敗したようです。12月9日打ち上げ予定の日本の補給機「こうのとり」は無事上がってほしいですね。

(追記)愛知県で撮影された画像をご提供頂きましたので右に掲載します。予報ラインからだいたい12kmあまり南東の場所ですが、茨城で撮った左上画像に比べてISSが金星に近いですね。最接近時の離角は月の直径ぶんくらいでしょうか。また茨城より空が明るくて短時間露光(ISSが点になってます)である状況も分かります。

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