国際宇宙ステーションの金星接近予報2016/11/29

20161202夕空
愛知県に住む星仲間から、今週金曜の12月2日に「国際宇宙ステーション(ISS)と金星が夕空で大接近するらしい」という情報を頂き、計算してみました。金星だけではなく、同じタイミングで火星にも接近する地域まで見つかりました。(※もちろん見かけ上の接近です、念のため。)

ひょっとしたら惑星の手前を横切るチャンス。その貴重さは太陽面/月面通過の比ではありません。せっかくなのでGoogleMapに予報ラインを埋め込み掲載しておきます。お近くの方は夕空を眺めてみてください。まだ明るい時間と思いますので、南西方向の見晴らしが良い場所で早めに惑星を探し出しましょう。三脚に付けた小型双眼鏡があると便利。近くには三日月(月齢2.8)も見えます。左上図は当日夕方の月・惑星位置(Stellariumによる)ですので、参考にしてください。ISSは金星(火星)の右下から左上へ移動します。刻々と明るさが変わりますが、金星に近い位置ではだいたい火星と同じ明るさのようです。この時間の火星はとても見辛いので、ISS共々見逃さないようお気を付けて。(→参考リンク:2015年2月27日に見えたISSと金星のニアミス

予報ラインは絶対的なものではありませんが、大きくずれることはないでしょう。ライン近くで望遠鏡で観察したら、惑星とISSが重なってしまう奇跡が起きるかも!ラインから東側に数百km程度離れた場所でも、金星や月の近くを通る姿が見えますよ。関東では月と金星の間を抜けた後、ほぼ天頂通過の見込みです。晴れると良いですね。

【2016年12月2日・国際宇宙ステーションが金星・火星に接近】※地図下の注釈も必ずお読みください
    

  • 2016年12月2日11:30JST計算の予報ラインに差し替えました。(最終更新です。これ以降の更新はありません。)

  • 緑線が「金星接近」、赤線が「火星接近」の予報ラインです。赤丸アイコンをクリックすると、その地点の現象時刻が表示されます。

  • 望遠鏡アイコンをドラッグすると、三脚下×印の緯度経度が地図下(欄外)に表示されます。必要に応じて自由に移動させ、観測地を測定してください。

  • 人工衛星予報は逐次修正される水物で、少しでも古い予報は精密観測に向きません。詳しく観測したい方は自力での予報算出や軌道計算を勉強しましょう。

  • ライン予報はCalSKYを使用しました。


  • 参考:
    アーカイブ:ISSの天体面通過

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