台風22号が発生2016/10/15


20161015-0900気象衛星画像
一昨日夜にフィリピン近くで台風21号が発生したばかりでしたが、本日9:00にはその東にあった熱帯低気圧が台風22号(HAIMA/ハイマー)となりました。直前の台風21号の発生から1日12時間後となります。今年10回目のダブル台風でしょうか。

左は本日9:00の気象衛星画像(画像元:NICTサイエンスクラウド/経緯線などは筆者)。赤点円は台風中心の直径1000km円。左の赤点円が21号、右の赤点円が22号です。どちらもフィリピンに向かっており、先に到着している21号は昨夜21:00から「強い台風」クラスです。気象庁やJoint Typhoon Warning Centerの予報を総合して見ると、22号もかなり勢力を強めながら19-20日にかけてフィリピン諸島の北寄りに接近するようですが、予報の最も北を進めば先島諸島にも影響がありそうです。

2016年・台風の発生数(累積)
10月になって日本は少しずつ冷えてきましたが、南の海はまだまだ熱いようですね。気象庁の平年値(1981-2010年)による台風発生数は年間で25.6個ですが、10月までの累積は約22.1個。つまり2016年は今日の22号でほぼ平年値に届いていることになります。

右グラフは累積による台風発生数。2016年分は今日までの速報値です。1号の発生が観測史上二番目の遅さだったことを考えれば、驚異的なペースで挽回(?)していることになりますね。年末まで残り2ヶ月半ですが、どうなりますやら…。

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