名月から半日が経って…2016/09/16


20160916-1020気象衛星画像
2016年の名月から半日後、今は9月16日の昼です。昨夜ささやかながら月を見せてくれた空も明け方には曇ってしまい、時折小雨がぱらつく茨城。こんなときは気象衛星でお月見です!

気象衛星ひまわりの全球可視画像に時々お月さまが写ることを何度かお伝えしてきました。7月8日の記事に掲載した表を覚えていらっしゃる方は少ないかも知れませんが、表に「2016年7月から9月までに気象衛星が地球と月のツーショットを捉えるかも知れない日時予想」を載せています。9月まで載せたのは中秋の名月までカバーしたかったからです。はてさてうまく写っているでしょうか?

10分おきに撮影される全球画像の中で、本日16日のツーショット予想は10:30と11:30の2枚でした。どちらもニュージーランド程度の緯度付近のはずですが、前出記事に書き添えたように南半球側は撮影ルーティーンの関係でズレるため、ひとつ前の10:20と11:20の2枚を探すことにしました。

20160916-1120気象衛星画像
左上は10:20のもの(画像元:NICTサイエンスクラウド)。最初は全く写ってないように見えましたが、強拡大してよくよく探すと縁ギリギリに発見できました。とは言え、もう地球にほとんど隠されていますね。

そして11:20の画像が右です。とても残念なことに、月の部分が乱れていますね。地球面の画像を最良にするため画像処理を施しているのでしょうから、地球より外側はこんなふうに乱れていることがしばしば。欠けたり千切れたりせず綺麗に写っている月は貴重で、見つけるととても嬉しくなります。

今月は19日頃まで写っているチャンスがあります。秋雨がうっとうしい季節ですが、気晴らしに探してみてくださいね。

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